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あわ玉 |
よく、あわ玉をお湯でふやかして、しばらく置いたものを何も加えず、食べさせている飼い主さんが多いですが、この方法は、高炭水化物、低タンパク、低ビタミン、低ミネラルに偏ってしまい、栄養失調からの病気になりやすいです。当院は、パウダーフードをお勧めしていますが、正しいあわ玉でのサシエのやり方も書いておきます。
むき粟200gをフライパンで乾煎りし、粗熱をとり、卵黄を入れてよく揉み、風通しの良い所で乾燥させたら、これを冷蔵庫で保管する。(賞味期間は、良くもって2週間です。) これを毎回あげる量だけを取り出して、ひたひたの水を入れて煮沸させ、すぐに取り出し、青菜とボレー粉、または卵の殻を擦ったものを入れます。40度まで下がったら与えます。こうすることによって、粟から炭水化物、卵黄からタンパク質、青菜からビタミン、ボレー粉からカルシウムがとれます。 今は、パウダーフードという完全栄養食がありますので、成鳥になってから、ペレットへ移行しやすいメリットも考え、最初からパウダーフードで飼うことをお勧めします。溶かすお湯の量は、メーカーの指示通りにしてください。鳥さんがやけどをすることもありますので必ず温度を確かめてあげてください。
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羽が生え揃っていない頃 |
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そ嚢を触ってみて空になったら、すぐあげてください。目安としては、5〜8回/1日で、2〜4時間おきですが、そ嚢から胃へ食物が下りていない時は、もう少し時間を空けてからあげてください。量は、オカメインコまでの小型鳥種は、そ嚢がパンパンにならないよう8分目位、大型はそ嚢の半分位を目安に与えてください。(ただ、この量は健康な鳥さんの量です。病鳥は病院で指示する量をあげてください。)そして、1日1回は朝の空腹時などの決まった時間に体重を量ってください。元気そうに見えていても、この時期に痩せてくるようなら何か問題があるかもしれません。その場合は、病院で糞便検査やそ嚢検査などの健康チェックを受けた方が良いでしょう。 |
羽が生え揃い、飛ぶ練習をし始めたら |
カゴの中で新聞紙などの上に撒餌(餌をばら撒いておく事)をします。まず、サシエの量を少し減らし、次に時間を空けて、空腹の時間を作り、人の姿をなるべく見せないようにする事で、空腹で暇になると下の餌をつつくようになるでしょう。この時期は、少し体重が減ることがありますが、完全に一人餌になると、体重は戻り、安定します。なるべく早く一人餌になるように頑張りましょう。 |
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